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地域医療を守り・育てる住民活動シンポジウム2009のご報告(1)

関連URL
http://rapomem.jugem.jp/?eid=6
http://blog.livedoor.jp/fshintaro/archives/51356573.html
http://d.hatena.ne.jp/shirouiryo/20090630/1246362738
http://www.pref.aomori.lg.jp/release/2009/23877.html
http://zuimakuen.net/2009070405.pdf ←シンポジウムのポスター
http://blog.tomodoku.net/
http://hello.ap.teacup.com/applet/sodateru/20090705/archive

行ってまいりました、地域医療を守り・育てる住民活動シンポジウム2009。
きちんとしたまとめではなく、だらだらと旅行記のように記述してまいります。

明け方起床。朝早い電車で新幹線の駅まで行く途中、なぜか全共闘のころからの生え抜きの市民活動家の人と乗り合わせる。以後4時間、住民活動について講義を受けつつ東京駅着。三里塚の話、かかわった住民活動の話など、臨場感たっぷり。あっという間の4時間でした。その方の主張は、住民活動はアートのようなもので、理事会を開いて過半数の議決をとってなんてやっていたら、間に合わないし、活動自体がグダグダになってしまう。責任者は二人くらいにして、事業決定や決済は臨機応変に進めていく。集まった人それぞれの持つ力や興味関心分野を生かした、楽しい活動がよい。なにも東京まで行くことはない、地元で活動している人に教えを請えば十分だよ。

私は一人でやっているので、よくわかります。市民活動って、やらされ感がでてきたら、ちょっとつらいんです。自分が楽しくて自分のやりたいことをやっていると感じるときは、もうイケイケどんどんでやれます。自己決定感が大きなポイントです。

それから、楽しくなってしまうほど、当初自分の思い描いていた通りに事が進みません。相手のあることなので、相手に合ったものを使わなければなりませんから、使うものは変わる。相手にも事情がありますから、依頼したことが依頼通りではなく相手の考えるバージョンになって具体化する。

はじめのうちは、「なんで私の高邁な理想をそのままやってくれないの?」なんて不遜なことを思いました。でも違うんですね。大切なことは、自分という個人の考えや感情を受け止めて肯定してもらうことではなくて、あくまで「医療崩壊阻止に少しでもプラスになることが実現される」ことです。それに気がついてからは、楽しい楽しい。ジャズのセッションってこんな感じかな、と思います。

一つ気になったことは、責任者が間違った方向に活動を進めていくときです。正しい、正しくないは近視眼的にみれば相対的なものかもしれませんが、全体からみればやっぱり正しいもの正しくないものはあると思います。そこの抑止システムをどう作っていけばいいのかな、というのが疑問です。昔、教科書か事典で古い風刺画を見ました。複数の視覚障害者がお互いの服を持って一列にならんで、先頭の人が道から落ちていこうとするのを後ろの人が「こっちだ急げ!」とさらに後ろの人を引っ張ってみんなで道から落っこちてしまうところを描いた絵でしたhttp://art.pro.tok2.com/B/Brueghel/z017.htm。ああならないようにするにはどうしたらいいのかなと思います。医療支援が目的であればそんなに外れることはないと思いますが、他の活動についてはちょっと考えたほうがいいような気もします。

さて。予習は十分。10年以上ぶりの秋葉原。電気街?ラジオ会館?は変わらないな~と思いつつ、案の定ダイビルとUDXをまちがえて、あれ~?会場ないし?なんて迷う(自爆)。なんとか会場にたどりつき、前日に大好きな直売所で買ったご贈答用のりっぱなサクランボを、参加者用の500mlペットボトル飲料の横に配置させていただく。スタッフのご配慮で「○○県○○産のサクランボです。ご自由にお取り下さい」と紙に書いて掲示。実は特産のあんこを固めた乾菓子も持って行っていたので、それも置かせていただく。参加者の平均年齢は若干高めで、そのせいか初日で全部なくなりました。どちらも「おいしかったよ」とお声がけいただいて、地元の宣伝できたかなとうれしくなりました。たぶん、次回があれば、特産品てんこ盛りになっちゃうんじゃないでしょうか。

会場は、巨大スクリーンのあるホールで、中心を向いて座る8人がけの机が15個。お花はありませんがホテルの結婚式を思わせます。スクリーンに向かって左側にパネルと机が準備されていて、各団体のポスターやパンフレット、チラシが置けるようになっていました。ほとんどの参加者は、置かれたチラシ等を収集されていました。

各机にはだいたい、行政あるいはそれに類する人、医療関係者、市民が配されていて、それぞれの立場で困っていることや知恵を出し合えるようになっていました。その目論見は各机でばっちり実現していて、特にファシリテーターが入っているわけでもないのに、それはそれは受容共感的に建設的な話し合いがもたれたのは、みなさんの表情から窺えました。たぶん、市民も、活動初心者と活動先発隊が配されていたんじゃないかなと思います。みなさん、「地元でもこれやればいいんだよ」と思ったにちがいありません。

さらっと検索してみたところ、出席をネット上に書かれている方は少ないので、内容については主催者発表の
7月4日(土)
  12:00~      受付
 12:45~       開会挨拶
 12:50~13:10 基調講演『なぜ住民活動が必要なのか』
           自治医科大学地域医療学センター
                  センター長 梶 井 英 治
 13:10~17:50  特別招聘団体による
          活動事例報告・質疑・グループディスカッション
  18:00~         交流会
  
7月5日(日)
09:00~11:00  グループディスカッション
11:00~12:00  全体会
12:00~12:30   講評
12:30~     閉会挨拶

ということで、お茶を濁します。梶井先生の基調講演はたぶん書いていいと思いますので、ものすごい要約を。先生は絶望されていません。患者・住民を中心として、医療・行政・福祉・さまざまなジャンルの住民活動が横並びにぐるりと手をつないで「わ」を作り、知恵と工夫・みんなの力でよりよい環境を育てましょう。そんなお話でした。

住民活動の教科書って、あまりないと思います。パソコン普及黎明期のように、親切な先達が後進に教えていくイメージではないでしょうか。このシンポジウムのように、医療支援に特化したシンポジウムで大筋の確認と小技の共有、お互いを鼓舞しあうのもよいし、地元でまったく異なったジャンルの住民活動と交流して、実は骨組みは共通することがあるのを発見したり、お互いが助け合えることを見つけて助け合ったりという、両輪で行くのがよいなあと思いながら会場を出ました。

ペデストリアンデッキの上では、NHK「おかあさんといっしょ」の撮影をしていました。留守番の子供にここならではの土産を買い、秋葉原を後にしました。

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柏原小児科守る会のマネっこ」カテゴリの記事

コメント

お疲れ様でした。
なるほど、なかなかよい雰囲気だったようでよかったです。レポ有難うございます。

>自分が楽しくて自分のやりたいことをやっていると感じるときは、
>もうイケイケどんどんでやれます。自己決定感が大きなポイントで
>す。

これ分かります。基本的に楽しんでいないと長続きしないんじゃないなぁと思ってます。

投稿: ancomochi | 2009年7月 7日 (火) 20時12分

ancomochiさん、おはようございます。
いつもコメントをありがとうございます。お役に立てたらうれしいです。

ほんとにそうなんですよね。「NPOやボランティアが行政の下請けになってはいけない」ってよく言われていると思います。意味がわかってなかったのですが、たぶん、自己決定からの行動が大切ってことかなと、今回の出席で思いました。

ところで、以前ancomochiさんあてのコメントにいろいろ書いてしまったことを反省中です。ひょんなところで「忍冬さんって○○な人ですよね」みたいに言われて、こころのなかで「え~、そんなことないのに」って思いました。私もancomochiさんにレッテル貼りしてなかったかなって。そう感じるところがあったら、ほんとにすみません。

ネット上のコミュニケーションは難しいですね。そんなところも、逆に魅力なのかもしれませんね☆。

投稿: 忍冬 | 2009年7月 8日 (水) 10時07分

>ところで、以前ancomochiさんあてのコメントにいろいろ書いてし
>まったことを反省中です。

えっなんかありましたっけ?心当たりがないので全然気にしなくっていいですよー(´▽`)

私こそ気付かないところで何かしでかしていたらすみません(汗

投稿: ancomochi | 2009年7月12日 (日) 22時55分

すみません、考えすぎてたみたいですね(o^-^o)。

投稿: 忍冬 | 2009年7月13日 (月) 13時26分

怖いもの知らずと申しますか、メールでこの記事を人にお送りしたりしています。ある方からお返事を頂戴したのですが、あまりに素晴らしい内容なので、ご許可をいただいて転載します。
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あつ~いお気持ちが伝わってきます。

私自身の自問自答として、
「守り、育てる住民活動」という目的のもとに、
どんな方法で、どんな手段をもち、
今、(頭ではなく)私の手は何をすべきか、
ということを常に念頭に置いています。

そうすると、実の実は、ものすごく単純に
「近所の妊婦さんに体調など様子をきくこと」だったり、
「お向かいのお兄ちゃん、弟さんが入院しているから、放課後預かろう」
とか、そういうことだったりします。

その上で、職業を営む方々にもアプローチし続けます。
「あなたは、その職業で、医療・病院に貢献できないか?」というような具合です。
これは、少しだけ技と経験が必要で、
相手の仕事を熟知した上で、提案し続ける根気が必要となります。

上記2点の両輪を保ちつつ、ゆっくり進めております。

それから、住民活動に「さきゆくお手本」がなかなかないようなご感想を記しておりますが、
私自身は、20年ほど前に旧・通産省や、あるいは今の国交省が提唱し、今ではメソッドどもいえるぐらい普通に行われている
「異業種交流」→「クラスター構想」→「プラットフォーム型事業」といったものが、応用的に住民活動に活用できると考えています。
また、福祉の世界でも、応用できる方策がたくさんあり、
例えば、高齢者福祉、介護保険といったあたりの現場では、医療、福祉、保健、住民といったあたりの細やかなネットワークがその土地柄にあわせた様式となりつつあります。

投稿: 忍冬 | 2009年7月27日 (月) 21時03分

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